風俗嬢を演じただけでも評価はできる

風俗行ったら人生変わった、という映画作品が一昨年に公開された。正直な所ヒットしたとは言い難い感じだったのだが、風俗が映画の題材になった事自体は私としては評価している。私も岡山市内の映画館に観に行きました。

世間的には、どうしても性的な話題は避けられがちだ。その流れにこの映画は一石を投じたと思う。佐々木希を出演させたのも良かった。彼女は女優としてはまだ駆け出しと言ってもいいが、知名度そのものはバツグン。風俗の存在を世間に認めさせるには十分な存在だと言えるだろう。

ただ、良い面ばかりでは無かった。風俗嬢役である佐々木希の相手の男性客、この物語の主人公だと思うのだが、彼の容姿に不満があったのだ。実はと言うほどではないが、この映画には原作が存在している。そもそもはネット掲示板の2ちゃんねるで書きこまれたもので、それが本になり、そして映画にという流れなのだ。

私自身はネットの書き込み自体は読んでいない。まとめられていないから読みにくいし、2ちゃんねる自体あまり良いイメージが無いから読もうという気分になりにくいのだ。そこで本になった『風俗行ったら』を読んだのだが、そこには、この主人公は決して容姿に恵まれた存在ではない人物として描かれていたのだ。

私の記憶違いという可能性も否定はできないが、おそらくそんな所だったと思う。しかし肝心の映画を見ると、主人公の男性がやたらカッコイイのである。冴えない男でも何でもないじゃないか、とツッコミを入れたい程であった。もう少しリアリティの感じられる配役であると良かったのだが、あまりにもリアルを追求すると集客面で逆効果になりかねないから、仕方が無いのかも知れない。

もう一つの不満はヒロインの風俗嬢役である佐々木希だ。はっきり言って性的な描写が少な過ぎだった。立場上、やれる事の限界があるのは理解できるが、見せ方を工夫して風俗嬢らしさをもっと出して欲しかった。とは言え役柄的に勇気もいるだろうし、風俗嬢を演じたというだけでも十分に評価して良いだろう。